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ブリスケットはどこで売ってる?コストコや業務スーパーなどの販売店を調査!

最近、本格的なバーベキュー(BBQ)や煮込み料理に挑戦したいという方が増えていますね。

特にアメリカンBBQの代名詞とも言える「ブリスケット」は、その濃厚な味わいと、じっくりと時間をかけて調理するロマンから、料理愛好家の間で非常に注目されています。

しかし、いざ近所のスーパーで探してみると、「あれ? ブリスケットってどこにも売ってない!」と戸惑ってしまうことが多いのではないでしょうか。

私も初めて探したとき、売り場を何周もして「これは日本の食肉文化の壁か…」と愕然とした記憶があります。

ブリスケットが見つからなくて、結局いつもの豚バラで済ませちゃったんだよなぁ。
本格的な塊肉って、どこに行けば買えるんだろう?

ご安心ください。

ブリスケットは、実は特定の場所や購入ルートを知っていれば、比較的簡単に入手できます。

この記事では、私自身の経験と、入手した情報を基に、ブリスケットが手に入る可能性の高い販売店やオンラインショップ、さらにはもし見つからなかった場合の救済策まで、徹底的に解説していきます。

最後まで読めば、あなたはもうブリスケット難民ではありません。

ブリスケットってどんなお肉? 知っておきたい基礎知識

販売場所を詳しく見る前に、まずはブリスケットがどんな部位か、その魅力を再確認しておきましょう。

牛の「胸肉」ブリスケットの正体

ブリスケットは、牛の胸の部分、具体的には大体上から五つ目ほどの肋骨までの下胸部から切り出される部位です。

日本では「ばら肉」の一部とされており、「かたばら」や「前バラ肉」と呼ばれることもあります。

この部位は繊維質や筋膜が多く、厚みがあり、そのまま焼肉にするには肉質が固いのが特徴です。

だからこそ、本場テキサスでは、この固い肉をいかに柔らかく、深い味わいに仕上げるかが腕の見せ所とされています。

  • ブリスケットは牛の胸肉部分に位置する。
  • 日本では肩バラの一部(かたばら、前バラ肉)として分類される。
  • 繊維質が多く硬めだが、脂肪交雑(サシ)も入りやすく、風味は濃厚。

テキサスBBQの「王様」である理由

ブリスケットは、テキサスバーベキューの中で最も代表的な部位であり、「ブリスケットを制する者はTEXAS BBQを制す」と言われるほど重要視されています。

その調理法は「Low & Slow(低温で長時間)」と呼ばれるテクニックが基本です。

長時間(何時間も)かけて低い温度でじっくりと燻製や煮込みを行うことで、驚くほど柔らかく、味の深いお肉へと変化します。

昔ながらのコンビーフも、実はこのブリスケットを使用しているものがほとんどです。

つまり、ブリスケットは時間をかけることで、真価を発揮する「大器晩成」の肉なのです。

コストコや業務スーパーはどうか? 実店舗の販売状況を調査!

では、私たちが最も手軽に利用できる大型店舗での取り扱い状況を見ていきましょう。

「ブリスケット=コストコ」というイメージをお持ちの方も多いはずです。

コストコ(Costco):本格派の塊肉を狙うならココ

コストコは、ブリスケットの有力な購入先の一つです。

特にBBQ愛好家にとって、コストコに並ぶブリスケットは非常に魅力的です。

  • 商品名:「USビーフ ブリスケット」などの名称で販売されていることが多い。
  • 形状とサイズ:アメリカ産の大きなブロック肉で、1パックあたり約2kg~3kgと大容量。
  • 売り場:主に冷蔵の肉類コーナーに陳列されています。
  • 価格の目安:1kgあたり約3,000円程度。

コストコで販売されているのは、本格的なスモーク料理や大人数でのBBQに最適なサイズ感です。

もし、プライムグレードのブリスケットを探している方がいれば、コストコなら他のプライムグレードの肉も多く扱っているので期待できるかもしれません。

ただし、コストコの精肉部門で働く方の情報によると、ブリスケットは「サブ・プライマル」という真空パックの状態で納品され、店舗でカットしているもの(例えばひき肉)とは少し流通経路が異なるようです。

そのため、他のプライムカットがあるからといって、必ずしもプライムブリスケットがあるとは限らない、という事情も頭に入れておくと良いでしょう。

業務スーパー:手軽に試せる冷凍品

業務スーパーでも、ブリスケットの取り扱いを確認できています。

コストコのように巨大な塊は扱わず、より家庭で使いやすい形で提供されています。

  • 形状とサイズ:主に「牛ブリスケット(冷凍)」として販売され、1パック約1kg程度と小分け。
  • 売り場:冷凍コーナーに陳列されています。
  • 価格の目安:1kgあたり約1,500円と、コストコよりも安価で手に入りやすいのが大きな魅力。

業務スーパーのブリスケットは、アメリカ産やオーストラリア産が主流で、煮込み料理などに非常に便利です。

初めてブリスケットを試す方や、少量だけ欲しい方には、業務スーパーが最適かもしれません。

コストコは量が多いから躊躇してたけど、業務スーパーなら手軽に試せそう! 冷凍なら保存もきくし、まずは煮込み料理からチャレンジしたいな。

一般のスーパー(イオン、デパ地下など):運任せの可能性大

イオンやイトーヨーカドーといった一般的なスーパーの精肉コーナーでブリスケットを見つけるのは、残念ながら「非常に稀」です。

これは、日本の食文化では薄切り肉やひき肉の需要が高く、ブリスケットのような大きな塊肉の流通量が少ないためです。

もし店頭で見つかっても、「牛胸肉」といった名称で販売されているケースが多いようです。

もし探す場合は、店員さんに直接「牛胸肉やブリスケットはありますか?」と尋ねてみるのが最も確実でしょう。

高級なデパ地下の精肉店であれば、海外の牛肉を専門に扱う店舗で取り扱いがある可能性はあります。

地元の精肉店:プロに相談する安心感

確実性やカスタマイズ性を求めるなら、地元の精肉店に相談するのがおすすめです。

精肉店では、店頭に並んでいなくても、注文に応じてブリスケットを仕入れてもらえる場合があります。

価格の目安は1kgあたり約2,000円前後です。

BBQ用、煮込み用など、用途を伝えれば、専門家として適切なサイズにカット(トリミング)してもらえるのも大きなメリットです。

オンライン通販:確実に手に入れるための最良の選択肢

「お店に行っても無かったらどうしよう」という不安を解消してくれるのが、オンライン通販の利用です。

インターネット上の販売店では、さまざまな産地やサイズのブリスケットが豊富に揃っており、冷凍便で自宅まで届けてもらえます。

オンラインショップが最強である理由

ブリスケットを探す上で、オンラインショップには以下のような大きな利点があります。

  • 品揃えが豊富で、産地(オーストラリア産、ニュージーランド産、国産など)やサイズ(1kg〜9kgの特大ブロック)を自由に選べる。
  • 在庫が安定しており、欲しい時に確実に購入できる。
  • レビューや詳細な商品情報(例:グラスフェッドビーフなど)を参考に選べる。

楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといった大手通販プラットフォームでは、「ホールミート」や「ミートガイ」、「Mマート」(業者間取引)など、食肉を専門とする多くの企業が出品しています。

例えば、オーストラリア産のグラスフェッドビーフのブリスケットブロックが、1kgあたり4,190円(送料別)で販売されているケースや、アメリカンBBQセットとしてブリスケット800gと専用スパイスがセットになった商品もあります。

価格帯は1kgあたり約2,000円〜3,000円が目安ですが、大容量のブロック(例:ニュージーランド産3kg〜9kg)を購入すると、単価が変わってくる場合もあります。

国産ブリスケットを求めるなら?

輸入肉が中心となりがちなブリスケットですが、国産の和牛ブリスケットも存在します。

特定の専門的な販売店(情報源)では、阿波の黒毛和牛のブリスケ(A4/A5ランク、1kgあたり6,000円〜6,600円)が焼き肉向けに提供されていたり、業務用食肉の仕入れを行う販売店では、国産黒毛和牛ブリスケA4チルド(約11〜13kg/枚)がローストや焼肉用として取り扱われている事例もあります。

また、ふるさと納税のお礼の品としても、鹿児島県産や岐阜県の飛騨牛、栃木県の足利マール牛などのブリスケットスライスが確認できます。

国産和牛のブリスケットは、サシが入りやすく脂と赤身のコントラストが抜群なので、特にすき焼きやしゃぶしゃぶ、焼肉といった日本ならではの食べ方にも適しています。

国産和牛のブリスケで焼肉やしゃぶしゃぶができるなんて知らなかったよ! 塊肉のイメージが強かったけど、薄切りも美味しそうだね。

ブリスケットが手に入らない時の救世主:代用できるお肉

もし近隣店舗でブリスケットが見つからず、すぐに手に入れたい場合は、代用できる部位を検討しましょう。

ブリスケットのように「じっくり加熱することで美味しくなる」という性質を持つ肉を選ぶのがポイントです。

ブリスケットの代用品として優秀な部位

ブリスケットの代用として推奨されるのは、以下の部位です。

  • 牛バラ肉(ともばら/ショートプレート):ブリスケットと同様にバラ肉のカテゴリーに属し、脂が多く濃厚な風味を持っています。
  • 牛肩ロース(チャック):きめは粗いものの、煮込み料理に適しており、時間をかけて加熱すれば柔らかくなります。
  • 豚肩ロース:豚肉で代用する場合は、長時間加熱するとほろほろになる豚肩ロースが適しています。

これらの部位も繊維質や筋膜が多いため、シチューや煮込みに使う場合は、ブリスケットと同じように低温で時間をかける調理法がおすすめです。

ブリスケットを味わうための料理と調理のコツ

ブリスケットを手に入れたら、いよいよ調理です。

この肉を本当に美味しく食べるには、低温で長時間加熱する「スロークッキング」が必須となります。

長時間加熱でとろけるブリスケットの魅力

ブリスケットは牛の胸肉部分で、元々かなり噛み応えのある部位ですが、時間をかければかけるほど、驚くほど柔らかく、味の深いお肉になるのです。

  • テキサスBBQ(燻製):低い温度で長時間かけて作る「Low & Slow」の代表格。
  • 煮込み料理:ビーフシチューやコンビーフ、スペイン風ブリスケット煮込みなど、長時間煮込むことで繊維がほぐれ、ほろほろの食感に。
  • 薄切り肉として:日本ではすき焼きやしゃぶしゃぶ、カルビなど、薄切りにして風味を活かす料理にも使われます。

特にアメリカンBBQを目指すなら、専用のスパイス(ドライラブ)を肉全体に擦り込み、じっくり燻製することが最高の味わいを引き出します。

ある本格テキサス風BBQセットの調理例では、ブリスケットにスパイスを擦り込んだ後、焼き目をつけてから、水とコンソメ、BBQソースで最低でも2時間半から3時間程度煮込むレシピが紹介されています。

時間をかけることで、固かったお肉が信じられないほど柔らかく仕上がるのです。

冷凍ブリスケットの「氷水解凍」テクニック

通販や業務スーパーで冷凍のブリスケット塊肉(4.3kgなど)を購入した場合、解凍方法も重要です。

ただ冷蔵庫に入れるだけだと、お肉が大きすぎて場所を取り、家族からの視線が痛いという悩みも出てきます。

ここで知っておきたいのが「氷水解凍」です。

冷蔵庫で解凍すると3日もかかるし、冷蔵庫が肉で占領されちゃうのが嫌なんだよね…。

氷水解凍は冷蔵庫解凍よりも速く、さらにお肉から出るドリップ(肉汁)が少ないというメリットがあります。

4.3kgの塊肉でも約2日程度で解凍が完了したという報告もあり、実際にはもっと速く解凍できる可能性も指摘されています。

方法は、ビニル袋に入れた冷凍ブリスケットを、クーラーボックスなどに張ったほぼ氷点(0℃)の氷水に浸けるだけです。

お肉の美味しさを損なわないためにも、室温や電子レンジでの解凍は絶対に避けましょう。

ブリスケットを食べるならどこへ? 本格的なテキサスBBQ

自分で調理するのは大変だけど、まずは本場の味を体験したい! という方もいるでしょう。

ブリスケットは、アメリカンBBQを専門とするレストランで味わうことができます。

テキサスBBQ専門店「T’s BBQ.JAPAN」

千葉県富里市には、元自衛官のオーナーがテキサスでレシピを学んだ本格的なテキサススタイルのBBQ料理専門店「T’s BBQ.JAPAN(ティーズ バーベキュー ジャパン)」があります。

ここでは、テキサスBBQの代表格であるブリスケットを薪を燃やした煙で調理する燻製料理として提供しています。

ブリスケット単体はもちろん、「ブリスケット重(BRISKET BOWL)」やキューバサンド(牛燻製肉)など、様々なメニューでその味を楽しめます。

  • 店名:T’s BBQ.JAPAN(ティーズ バーベキュー ジャパン)。
  • 場所:千葉県富里市七栄(富里ベース内)。
  • 特徴:薪を燃やした煙で全てを調理する、テキサススタイルの燻製料理を提供。

オーナーは、自作のBBQトレーラーで肉を焼き燻すほどの熱狂的なBBQ愛好家で、ハリウッド映画に憧れてミリタリーにハマり、最終的にテキサスBBQの道に進んだという異色の経歴を持つ人物です。

本場の味を忠実に再現した、濃厚でジューシーなブリスケットを体験できるでしょう。

都内のアメリカ料理店でもブリスケットに出会える

東京にはブリスケットを提供するアメリカ料理のお店も存在します。

例えば、明治神宮前駅近くの「SMOKEHOUSE」など、BBQやアメリカ料理を気軽に楽しめるビアバー/レストランでブリスケットメニューが提供されている情報も見られます。

口コミを見ると、夜限定のブリスケットが特に人気で、燻製してホロホロになるまで煮込んだプルドビーフ(ブリスケット)のハンバーガーも絶品だと評価されています。

都心で手軽にブリスケットを味わいたい場合は、アメリカ料理をジャンルとして扱うお店を探してみるのが得策です。

まとめ:ブリスケットは「販売ルート」を知れば必ず手に入る!

ブリスケットがどこで売っているか、改めて要点をまとめてみましょう。

ブリスケットは、日本ではまだ一般的な部位ではありませんが、BBQやスロークッキング文化の浸透により、確実にファンを増やしているお肉です。

その購入場所は、主に以下の4つに絞られます。

  • コストコ:大容量の塊肉(2~3kg)、冷蔵品、価格は高め(約3,000円/kg)だが本格的
  • 業務スーパー:小分けの冷凍品(約1kg)、価格は安価(約1,500円/kg)
  • 専門の精肉店:注文に応じて仕入れ・カットが可能。
    プロのアドバイスも得られる。
  • オンラインショップ:種類が豊富で在庫が安定しており、最も確実な購入方法

一般的なスーパーでは見つかりにくいという日本の食肉流通の特性がありますが、それはブリスケットが「塊肉」であり、「長時間低温で加熱する」という特別な調理法を必要とする肉だからです。

だからこそ、この肉を手に入れて、手間ひまかけて調理する体験は、他の肉では得られない特別なものになります。

ブリスケットは、手間をかけるだけの価値が十分にある、究極のコンフォート・カットです。

もしあなたがバーベキューのプロのような気分を味わいたいなら、あるいは濃厚でジューシーな煮込み肉に舌鼓を打ちたいなら、ぜひこの販売ルートを参考に、ブリスケット探しの旅を成功させてください。

そして、じっくりと時間をかけて、ほろほろととろけるような魔法の味わいを楽しんでくださいね。

これでどこでブリスケットが買えるかわかったぞ! 週末はオンラインで大容量の塊肉を注文して、テキサスBBQに挑戦だ!